概要
近頃、レトロゲーム機のIPS液晶化が進んでいます。 IPS液晶は、視野角が広く、斜めから見ても色や輝度の変化が少ないという特徴がありますが、消費電力も多くなります。 そこで今回はUSB接続で常時電源供給して、電池を使わないで遊べるようにします。
レトロゲームの代表、ワンダースワンカラーのUSB電源化を進めていきます。

完成図
ワンダースワンカラー仕様

仕様
- • 単三電池: 1個 (1.5V 最大1A出力)駆動
- • すでにIPS液晶に交換しています。(交換方法はまた別記事でまとめます)
用意するもの
Amazonで揃えることができます
- • USBマイクロBケーブル
- • DC-DC降圧コンバータ
- • マイクロUSBメス
- • 半田ごて
- • ハンダワイヤー
- • 耐熱ビニル絶縁電線 1.5mm
- • テスター
- • グルーガン
- • クリップ
- • ガチャ玉
- • プラ板
おすすめ商品
DC-DC降圧コンバータ
効率的な電圧変換が可能
マイクロUSBメス
接続部分の取り付け用
出来る限りの低予算で組んでいきます
手順
1.プラ板をカットしてベースを作成します
100均のプラ板を使用します。横幅7.5cmくらいでカットします。
2.降圧コンバータとマイクロUSBメスを結線します
降圧コンバータは、USBの5Vを1.4Vに変換します。
用意した降圧コンバータと、マイクロUSBメスを結線します。結線方法は、購入した降圧コンバータのデータシートを確認してください
電圧の調整は、降圧コンバータの青い抵抗を回して調整できます。

3.USB接続して1.4V出力になるように降圧コンバータの抵抗を調整します
4.ワンダースワンとの接続端子を結線します
クリップにガチャ玉をかませてワンダースワンと接続するための端子を作ります。

5.テスト
合体させたプラ板をワンダースワンの電池パック部分に取り付けます。

6.完成
USBと接続しながら、スイッチONにして動作を確認します

まとめ
ワンダースワンのUSB電源化完了
電子工作
降圧コンバータとUSBマイクロメスの活用
コストパフォーマンス
安価にUSB電源化を実現
レトロゲーム
電源問題を解決して快適にプレイ
重要なポイント
既製品の降圧コンバータとUSBマイクロメスを使うことにより、安価にUSB電源化ができました。
USBのACアダプタは最大出力2Aほど出るものがあれば動作安定すると思いますので、
難易度は低いですので、ぜひ自作してみてください!
レトロゲームの電源問題を解決して、快適にプレイしましょう!